マイ・インターン

マイ・インターン

会社の人に薦められて見ました。

最初、ベンの動画を見てめちゃめちゃスゴイ…と思った。
70歳のベンは新しいものにも臆さず、挑戦し、生きがいを求めている…
私は24歳ですが、いま本当になんとなく生きています
なんとなく生きることが悪いことだとは思いませんが…
ベンが、旅行から帰ってきて「虚無感を覚える」と言ったとき、(結局なにをしても虚無感を覚えないものが勝つ・・・)と思いました
夢中になれる者が勝つ
ベンにとってその夢中になれるものは仕事だったということだけど
そして後から分かるんですが、ベンがこの仕事に飛び込んでいったのには理由があったんだね
理由があったにせよ、本当にすごいことですが…
今までやってきたことが全く評価されない場…

初めのジュールズとの面談、マジで泣いちゃうかと思った
必要とされないってマジでキツイ
周りの人がやることに追われて忙しくしているのに、自分にやるべきことがなにもないっていうのも…
社会とか、会社から、必要とされていないような、気持ちになる…

でもベンは自分のできることをやっていく
マジで名言だらけ
持ち物もマジかっこいい
クラシックは不滅、本当にそうだよね
最初は優しいこと、真摯であること、素直で真面目なこと、懸命なこと…
「人生は愛か仕事か」って冒頭でフロイトの言葉が引用されているけど、
私は全然「人生は愛か仕事か」なんて思っていないけど、
それでも人生には愛も仕事も必要だって思えた。
ていうか懸命になにかに打ち込むこととか、他者を大切にすることなんだと思うけど、、、
それが愛と仕事という言葉に収斂しているんだと思うけど、、、
忙しさにかまけて周りをいまいち尊重しきれていないジュールズを見て、強い共感と、反面教師的な自省
頑張って生きようね

2015年の映画、5年前だけど随分いろんなことが進んでいて、同時に遅れている
定年後の老人の雇用創出、開放的なオフィス、インターネットと流通、働くママへの偏見、周りの嫌味ったらしいママ友、旦那が専業主夫だけど、完璧に誠実というわけではない
人間は不完全だ
でも学べるし、歩んでいける
一歩ずつだ
薦めてくれた会社の人は「仕事がんばろ!」て気持ちになる映画と言っていたけど、わたしは「人生がんばろ!」という気持ちになったよ

良い映画でした