ハッピーマジカルNIRVANA

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毎年年末に1年の間に読んだBLの振り返りをしている訳ですが、やはり記憶が上塗り上塗りされて1年の内の下半期に読んだBLの方が圧倒的に印象的・・・・という状況になってしまっているので(なかなか年末にすべてを再読することもできないので、、、)

良かったものについてはなるべく(うわーーーー!!!良かったーーー!!!!)という温度感を保存しておきたく筆をとっています・・・(キーボードをたたいています・・・)

2023年1月1日発売の絵津鼓先生の「ハッピーマジカルNIRVANA

1月15日に買って初読、最近再読しましたがやはりめちゃくちゃ良く・・・・・

絵津鼓先生ていつも日常を描かれるイメージだったので、少し不思議なファンタジー要素が入っていることが新鮮でした

そのファンタジー要素が日常をより一層輝かせていて、、、、ちゃんと物語を動かす要素になっていて良かった

なんていうか、BL漫画なんだけど、同時に、『人生漫画』なんだよね、、、、

この漫画がBL漫画という理由で読まない人がいるとしたらかなり勿体ない、読んだ方が良いですよ

絵津鼓先生ってセンシティブな?使い方合ってますか?繊細な物事を自然かつ優しく描くのが本当に上手いと思っており、、、

ハッピーマジカルNIRVANAでもいろんな人が出てくる

主役?はちゃんといるんだけど、主役が生きる世界の中の人々がちゃんと描かれており、そのそれぞれの持つ多様性がかなり自然に描かれている

わざとらしい演出とか過剰な説明とか気にしすぎでしょ…みたいな注意文とかなく、かなり自然で、でもちゃんと優しくて、それってかなり凄いと思うんだよな~

読んでて心がザラつくことがない、、、(ザラつきが良い作品ももちろんあるんだけど、、、)

そしてその中で、生き方・・・・人生・・・・・人って・・・・・みたいなことが描かれており、そう、そうなんだ、なんか人を好きになることって、恋愛とかもあるけど、恋愛でもあるのかもしれないけど、なんかもっと・・・・・生・・・・・・・だよな・・・・・・と思えました(感想下手すぎん?)

そしていろんな人が出てきていろんなことが起きるんだけど、メインの二人の話がぼやけることはない!という凄さ!お話づくりが上手すぎませんか?

BLの話をすると、私は片想いのことがかなり好きで、●年越しの再会、とかもそうなんだけど、思いが通じ合ってない期間が長ければ長いほど嬉しいんだよな

そして健気で美人な子のことが本当に好き・・・・

だから澄春は本当にすごい!

片想いの年数だけでもうギュッてなる、泣けるまである

これまでずっと大悟の歴代の彼女を隣で見てきて、、、、大悟というクソ思わせぶり優し鈍感男の横で、、、、最高か、、、、?????

なんかネタバレになぅちゃうから書けんけど、そこからの澄春の行動もすんごい萌える

いっそね、そうしてしまえたら、、、みたいなのはあって、、、

でもさらにそこから「自分って、、、???」みたいな悩みがあって、、、(抽象的すぎて意味を成していない感想文)

でもそうなんだよねー、人って、関わる人それぞれに向ける別の顔があって、家族に見せる自分、友達に見せる自分、仕事場での自分、全部違ってるけど全部自分なんだよな、、、、

むしろその多面性をすべて備えているということが最も自分ということなんだよな、、、、

でも何を以て自分なのか、自分を形成する大きな一つの要素を失ってしまったとき(もうこれも最高なんだよ!!!!!!好きでいた期間が長すぎて、それを失ったらアイデンティティクライシスを起こしてるの、そうだよね、、、、!!!好きになった人、今は会わなくても、失ってても、貰ったもの(影響を受けて好きになったものとか、一緒に行った場所の記憶とか、教えてもらった花の名前とか・・・・・・・(花束みたいな恋をした?))まで消すことはできない)

話が逸れました、自分を形成する大きな一つの要素を失ってしまったときにじゃあそれってどこまで自分と言えるんだろう?好きと言われているのって本当に自分なのかな?自分じゃない別の何かなんじゃないかな?っていう悩みはね、あるよね(おしゃかしゃま?)

その答えが「どう生きるか」ってことだから、、、、アゥ、、、、ほんと、良い作品でした、、、、、、、(語彙の終わり)

表情がいちいち素敵すぎて本当に何度も何度もギュッとなり、泣きそうになったねー

これはもうたぶん個人的2023年ベストBLトップ10入り間違いないよ(まだ2か月しか経ってないが、、、、)

はー全然言葉にできなかったけど一応書いておいた、後は年末の私、頼みます