I am sam

めちゃめちゃムズかった。

感情の行方がムズすぎる、どういう感情になればいいの?正解を教えてくれ。(人間になりすましてる悲しきモンスターには難しすぎるよ)

本当にあさましいのでシンプルに泣いてしまったんだけど、自分の中の道徳警察が障碍者が一生懸命かわいい子どもを育てようとするから泣いたのか!?!???浅ましい豚め!!!!!!って鞭を振るってくる

なんか一生懸命であることに感動するのに障害の有無は関係ないはずなんだけど、それにも関わらずわざわざ障碍者を主人公にして子どもを育てるまでの苦難(しかも実際の苦難はそこそこに、社会との戦い・権利獲得の闘争みたいな苦難)を描きやがって、そしてそれをエンターテイメントとして楽しみやがってこの人間というクソ豚が・・・・・感情なら何でも食うんか・・・・・のお気持ちになってしまった。。。

挙句インスタに載せてる一言感想で「アメリカ?にもセブンイレブンってあるんだ」って書いてしまったけどアイアムサムを見た感想がアメリカにもセブンイレブンあるんだの人あまりにも怖すぎるでしょ

以下、すべてを気にせずに書いた感想

・カメラワークがフラフラしてて目が回りそうになった

・子どもの人権て本当に難しいことですよね、子どもには判断能力はない!みたいなの、親権の話とか売春とされる年の差恋愛の話とかでよく言われるけど、それこそ子どもの人権を無視してないか?とよく思う。子どもの人権を守るという体で、子どもの望みを否定している。でもそれが子どものため、、、と本気で思っている人もいるということは分かります。

・それに付随してだけど、結局人間は自分の価値観でしか幸せを決められないんだから…と思う。本当の価値も意味もなく、それを決める人間がいるだけ…人間は間違うし、うっかり間違えることもあれば、間違えたくて間違えることもある、それを否定するのは違くない?って思っている。最終的に「私は幸せでした」「こうすることが最善でした」「壁も含めてすべて意味のあるものでした」って言えてしまう生き物なんだから、人間は、、、自分が生きてきたことの意味づけをするためにもさ、、、(だからルーシーの好きなようにさせてあげなよという話です)

・以上のような考え方の論理性が破綻した人間なので、法廷に連れ出されたら2秒で死んでしまう

・法律やルールを持ち出されても死んでしまう

・私はどうすれば・・・・・・サムはどうすれば・・・・・・・何も・・・・・・・何も分かりません・・・・・・・

・ハッピーエンドだったのでこんなにムズがる理由もないのかもしれない

ビートルズ最高~↑↑↑

マイ・インターン

マイ・インターン

会社の人に薦められて見ました。

最初、ベンの動画を見てめちゃめちゃスゴイ…と思った。
70歳のベンは新しいものにも臆さず、挑戦し、生きがいを求めている…
私は24歳ですが、いま本当になんとなく生きています
なんとなく生きることが悪いことだとは思いませんが…
ベンが、旅行から帰ってきて「虚無感を覚える」と言ったとき、(結局なにをしても虚無感を覚えないものが勝つ・・・)と思いました
夢中になれる者が勝つ
ベンにとってその夢中になれるものは仕事だったということだけど
そして後から分かるんですが、ベンがこの仕事に飛び込んでいったのには理由があったんだね
理由があったにせよ、本当にすごいことですが…
今までやってきたことが全く評価されない場…

初めのジュールズとの面談、マジで泣いちゃうかと思った
必要とされないってマジでキツイ
周りの人がやることに追われて忙しくしているのに、自分にやるべきことがなにもないっていうのも…
社会とか、会社から、必要とされていないような、気持ちになる…

でもベンは自分のできることをやっていく
マジで名言だらけ
持ち物もマジかっこいい
クラシックは不滅、本当にそうだよね
最初は優しいこと、真摯であること、素直で真面目なこと、懸命なこと…
「人生は愛か仕事か」って冒頭でフロイトの言葉が引用されているけど、
私は全然「人生は愛か仕事か」なんて思っていないけど、
それでも人生には愛も仕事も必要だって思えた。
ていうか懸命になにかに打ち込むこととか、他者を大切にすることなんだと思うけど、、、
それが愛と仕事という言葉に収斂しているんだと思うけど、、、
忙しさにかまけて周りをいまいち尊重しきれていないジュールズを見て、強い共感と、反面教師的な自省
頑張って生きようね

2015年の映画、5年前だけど随分いろんなことが進んでいて、同時に遅れている
定年後の老人の雇用創出、開放的なオフィス、インターネットと流通、働くママへの偏見、周りの嫌味ったらしいママ友、旦那が専業主夫だけど、完璧に誠実というわけではない
人間は不完全だ
でも学べるし、歩んでいける
一歩ずつだ
薦めてくれた会社の人は「仕事がんばろ!」て気持ちになる映画と言っていたけど、わたしは「人生がんばろ!」という気持ちになったよ

良い映画でした

LEON

LEON

前々から友達に薦められてたけどようやく見た。
端的に言えば巨大感情の末おしまいになった、すべてが・・・・・・・・
チルダはめちゃめちゃかわいい
いちいちお洋服がかわいいし四肢が細長くてかぼそくて可憐で
だけどめちゃめちゃ目が据わっててミステリアスで素敵。
18歳→若く見えるねってやつ冗談なのかほんとか分かんなかった(…?)
でもやっぱり子どもなので、殺し屋の単調な日々に耐えられなくなっちゃって
レオンがマチルダに付き合うの本当にかわいかったし本当に分かるよって感じだった。
分かる。
レオンのルーティンで構成された単調で整頓された日々がたまらなくうらやましい
私にはできない…
すぐ飽きてしまうし、すぐ退屈してしまう、それは私が子どもだからなのかもしれないね
レオンは超強くてかっこよくて血も涙もない凄腕アサシンかと思いきや
めちゃめちゃ血も涙もある
サングラスが似合うし、サングラスとったときの真ん丸の目とハの字になる眉毛がめちゃキュート
チルダに振り回されて困っているのかわいいね
でもマチルダに押し切られて教える!てなったら、マチルダの手は汚させないもののめちゃめちゃ過保護に教えてるのがすごい好きだった
二人の関係は親子と騙られたこともあったし、マチルダは愛人だと言ったけど、本当にこういう名前のつけられない巨大感情の前ではおしまいになるしかなくなってしまう。
てかこういう今では巷によくある設定である殺し屋と小さい人の関係の”正解“がここに示されちゃってるじゃん
圧倒的“お手本“じゃん
二人とも自分の家族よりずっと親密な関係を築けたと思う、一緒にいたのは短い時間だったと思うけどさ、、、
レオンはさ、本当に本当に本当に、マチルダのためなら死んでも良かったんだろうね
最後、生きる希望をくれたって言ってたけどさ、でもそれまではなんていうか、生きていて、仕事をして、お金への執着もなくて、ずっと同じ街にいるけどどこにも根を張らなくて、孤独で、生がないから死もなかったんだろうなって思う
生きることへの希望とか、欲とかがあって初めて、死は立ち上がってきくるんだろうね
レオンがマチルダと共に生きたいのは本当だったと思う
預けていたお金を引き取って、ちがう街にいって、二人で根を下ろして、そんな日々がきたらどれだけ幸せだっただろうって思う
でもそれ以上に、自分が死ぬことなんかより(なんかと言ってしまうけど)、マチルダが生きることを選んだんだね、すごい選択ですよ、それは、、、愛だ、、、
愛を忘れてしまったレオンが、再びつかんだ愛・・・・・

そして正義についての話をしよう
あの嫌なやつ、麻薬取締局のあいつらがマチルダのお父さんを脅してるときさ、
「こういうギャング・チームの中での階級ってどうやって決まるんだろう」
ってぼんやり思ったんだよね。
シンプルに暴力的な強さなのか、あるいは政治的な影響力なのか、
最後、たくさんの警察がきてレオンとマチルダを追い詰めていって、
本当に正義とはなんだ、強さとは何だよというお気持ちになった
そりゃあレオンは殺し屋だし、命を脅かし、脅かされる場所にいるのは確かなんだろうけど、
でもだからって正しいはずの人たちが、圧倒的な“正義“の皮をかぶった暴力で、他者を制することが、、、許されるんだろうか、、、
本当に強いのは、愛に気づいたレオンだよ
でもそんなのは命を奪われてしまった今、ただの戯言にすぎない
ただの戯言にしかならないことが悔しくて悲しい

服も建物も部屋もどれをとってもかわいくて素敵だった

花は咲くか

花は咲くか
日高ショーコ

今さらだけど気づいてしまいました、わたしは日高ショーコさんが大好きです、、、
最初はアンチロマンスを読んで良すぎて新刊でるの待ちきれなくなっちゃって、とりあえず急いで既刊をいそいそと読み始めたのですが、やっぱり5巻くらいかけてゆっくりじっくり丁寧に描いてくれるタイプのBLが一番最高😢😢😢(もちろん1巻完結で1巻の中にすべてがギュッと贅沢に詰め込まれているBLも本当に本当に本当に大好きです)(この世にはどうやら最高のBLしかない)

本作はバリバリ広告代理店?の社会人と家庭環境含め不思議で複雑な感じの美大生のなんともたまらない感情を描いた作品なんですが、
他人に無関心でいつもどこか他人事、、、って感じめ似た者同士だった二人が、お互いにはどうしてかたまらなく惹かれてしまう。。。みたいなのをすごくじっくりこっくりやってくれています。
こゆのを見るとやっぱり運命の相手をまってしまう自分がいるよ
誰にも興味が持てない今のわたしはあくまでも今のわたしで、いつかわたしが抑えきれないくらい惹かれる相手が現れるし、その相手も私にどうしようもなく惹かれてしまうんだろうなって、都合の良い、期待を、、、最悪なことに、、、
作中では主人公たちが幸せになる一方、蓉一くんの同級生で噛ませ犬ポジの子(見も蓋もない言い方)がすごく、苦しい、失恋を、、、してしまうわけ、、、
でもこの世でそんなの普通で、当たり前で、運命なんて言葉はいつも結果論でしかなくて、
最後に上手くいきましたよ、上手くいきそうですよ、という保証というかある程度の確信があってから、「運命だったんだね」なんていう真の抜けた言葉が言えてしまうんだろうと思います。
きっといま運命の人と出会っていると思っている人たちが、その「運命」を示すエピソードとして提示する 話のほとんどが、第3者にとってはただの偶然でしかないし、ありふれたチープな話でしかないんだと思う。
すべては自分にとってどう意味づけるか、だ。

今日後輩とオメガバの話をしたので運命の話になってしまった

蓉一くんの人間としての成長が見られて、すごくすごく良かった。
誰かを好きになることで人は成長するし、年齢とか性別以外に、何も分かっていない“無知”であることに葛藤するのがなんか新鮮で、でも当たり前だな、リアルだなって思えて、すごく良かった。
訳も分かってない子供を丸め込んでしまわずに、言葉にする大切さを伝えて、伝えさせたのは、ちゃんとした大人だし、かっこいい。
蓉一くんを愛するゆえの、決断とか、行動とか、ほんとに最後に近づくにつれ、そのすべてが愛ゆえ、愛がすべての行動原理、みたいに思えて、恥ずかしいくらいで、何度も耳の奥がキューーーッとなりました。
ともかく何も自覚できてない、訳が分かってないのに攻め様に必死になっちゃってる、他の人とは明らかに違う自分になっちゃってる受けちゃんが可愛すぎて本当に最高でした。

不死身の命日

honto.jp

大大大好きな虫歯さんの待ちに待った新刊…!
かっこよくてお金持ちでスマートで真面目で傲慢で、日々に退屈しているスパダリ風な冬真さんを受けにできるのはそりゃあフジミさんしかいないよね、本当にお似合いだよ。
ちぐはぐなようで通じあうところがあるんだろうね、お互い誰かに強烈に惹かれるってことが初めてだから、突飛でユニークだけど本当にお互いのことを愛してるって、他の誰のものでもないそれぞれ自身の表現で以て伝えあっていて、そんな二人を見ているのがたまらなく幸せでした。

虫歯さんのきれいな絵が好き、無茶苦茶な人たちが無垢に笑い合っているのが好き、幸せになってくれて本当に最高!大好き!

全体のストーリーとタイトルを全部回収する最後の”名づけ”も美しすぎてラブ

 

MILK TEA

MILK TEA (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

※ゴリゴリのネタバレを含みます

大好きな熊猫さんの新作
電子版がようやくでたのですぐ買って読んだ
まず絵についてですが本当に安定に熊猫さんの絵が大好き
受けの保くんが大学デビューして染めた髪色がタイトルにもなっているミルクティーなんだけど、私はそもそも本当にミルクティー色の髪をした男が大好きで、、、
最後の攻めくんの感想めちゃめちゃ同意だよ
光に透けるミルクティーヘアは本当に最高
保くんの顔が最高にカワィィし、攻めくんはめちゃめちゃカッコいい。。。
熊猫さんの作品のキャラたちは着ている服がとてもカワィィところも大好きなんだけど
特に攻めくんがスーツやコートを着ているのめちゃめちゃ良い
わたしがスーツやコートが大好きなのを差し引いても本当に良い
しっかりある肩幅と細い腰のコントラストがサイコゥ
すべての攻め様、スーツやコートを着てくれ
そしてストーリーについてですが、《忘れられない人》ってほんとに好きなやつ、、、
てかなんか、、、やきもちとか嫉妬が大好きだから、、、
ふ~ん、忘れられない人、そうなんだ~て心にチクリを感じている受けちゃん世界で一番かわいいよ
そしてそれがまさかのおじさんで、自分にちょっかいだしてくるのはおじさんの代わりで、みたいな勘違いしちゃうのも最高にかわいい
BL漫画の醍醐味、すれ違い、、、行き違い、、、勘違い、、、
でもそうだよね、そう思っちゃうよそりゃ
BL脳だから開始2秒で(え?絶対おじさんのこと好きな奴じゃん、、、)になっちゃったけど、なんかちゃんと受けちゃんのことを好きで良かった。。。
しかもちゃんと初めてあったときからお互い好きで(ほんとに良かったね、、、~Happy End~)だった。。。ハァ。。。
これからも不安に思ったりしつつ愛を確かめあってくれ。。。
最後にエロについて、回数は本編で前戯1回本番1回おまけで本番1回と少なめですが本当にエッチでした。。。
コマに囚われない体位や構図が本当に天才でエロくてすごいドキドキした。。。
受けちゃんの顔めちゃめちゃかわいいし事後に受けちゃんをベロベロに甘やかす攻め様大好きだから最初から最後までワーイ!!て感じだった
あと攻め様と受けちゃんがなんとなく流れで(?)なしくずし的に(?)エッチな展開になっちゃったとき思わず「かわいい」とか言っちゃう攻め様が大好きで、
この時攻め様の感情は好きと自覚してなかろーが、ただの気の迷いだろーが、相手を乗せるため口癖になってるヤリチンだろーがなんでも良い派なんですが、
今回の場合は読了後(うわ~~?!この時点ですでにめちゃくちゃ好きなんじゃん!!!!!本当に漏れ出ちゃったタイプのかわいいじゃん!!!!!!)となってめちゃ興奮しました
最初に書いたけど騎乗位大正解